マニアさん必見!
2015.06.25皆様、こんにちは。
神戸灘店 松本です。
今日は灘店のアイドルをご紹介!!
スフィンクス 11月19日生まれの女の子
毛色はブルー&ホワイトです。
有名な無毛種のネコちゃん!でも実物を見たことのあるお客様は少ないらしく
とっても注目を集めております。
「暑いところのネコちゃんでしょ?」ってよく聞かれます。
実はイギリス生まれ。
とっても寒いところで生まれた種類のネコちゃんなんです。
でも・・・見た目通りとっても寒がり・・・冬場はヒーターの上から動きません!!
店長にとっても懐いていてよく肩に乗せてもらって散歩しています。
運がよければお散歩中のこの子に出会えるかも・・・
無毛と言っても全く毛がないわけではないんです!
「どんな感じ?」
それは見てみてからのお楽しみ!
不思議な風体と意外な手触り!
是非お店でこの子を観察してみてください。
では、またちょっと難しいお話し・・・
今回は“耳”です。
ネコちゃんの耳って、ず~っと触ってたくなる極上の手触り!!ですよね。
今日はそんなネコちゃんのステキなお耳のお話しです。
ネコちゃんは五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)の中で聴覚が
もっとも優れていると言われています。
実はネコちゃんの耳は人の耳と比べると、すごく高性能!なんです。
なんと!聴覚は「ワンちゃんの2倍」、「人の8倍」もあるんです!
人が聴き取ることができるのは「20ヘルツ」から「2万ヘルツ」なのに比べて
ネコちゃんは「30ヘルツ」から「10万ヘルツ以上」もあると言われています。
これはネズミが出す音と同じくらいで、獲物であるネズミなどが出す
高音をとらえやすいようにできているからです。
これは、20m先のネズミの足音がわかると言われており、ネズミの声はもちろん、
ネズミ同士の超音波による通信までキャッチできるそうです。
だから、よほど熟睡している時以外は、玄関に人が来たのがいち早く分かるのも
ネコちゃんにとっては当たり前のことで、時にはワンちゃんよりも先におしえてくれることもあります。
ネコちゃんは人やワンちゃんが聴き取ることのできない「超音波(16万ヘルツ以上の音)」を
聴き取ることができるすごい耳を持っているのです。
このように、ネコちゃんは進化の歴史の中で聴力を著しく発達させてきました。
その結果、ワンちゃんが嗅覚(きゅうかく)の動物と呼ばれるのに対し、
ネコちゃんは聴覚(ちょうかく)の動物と呼ばれるほどです。
では、なぜネコちゃんは聴覚を発達させる必要があったのでしょう・・・
これは暗い林や森の中で、単独行動をしながら
獲物を待ち伏せすることで生き延びてきた種族だからだと言われています。
「音」に対する感度を進化させれば、日光量の少ない夜でも獲物の居場所を突き止めることができます。
さらに、ネコちゃんの耳は方向確認能力に優れ、音源の高低や奥行きを聞き分ける他、
その音が何かにぶつかって跳ね返ってきたものなのかまで聞き分けます。
音源の位置と、そこまでの距離をつかむ能力は犬の2倍といわれます。
人やワンちゃんは、両耳から入る音の時間的差や強さの差を利用して音源を突き止めますが、
どんなに耳が良くても多少の誤差が出ます。
音源との誤差は、人で4.2度、ワンちゃんで2.3度ですが、ネコちゃんのずれはわずか0.5度です。
その音がどこから聞こえているのかネコちゃんは正確に捉えることが出来るのです。
この能力を可能にしているのは、まるでパラボラアンテナのように
自分の意志で自由に動かすことができる耳を持っているからなんです。
音の聞こえる方向に向けて、自由に耳を動かすことができる構造になっています。
ネコちゃんの耳は、27個もの筋肉からなっており、音源を探して、または気分を反映して、
色々な方向を示し形を変えます。
実は・・・ネコちゃんは左右別々の方向に耳を動かすこともできるんです。
そのため音源との誤差が少なく、正確に音を捉えることができます。
高い所から身をひるがえし、音もなく着地する通称“にゃんぱらりん ”と呼ばれるこの行動、
無事着地できるのも、耳の奥にある三半規管のおかげです。
ネコちゃんは、三半規管の性能が人より数倍優れているので、
落ち始めた瞬間に頭を回転させ、空中で体をひねる事を可能にしているそうです。
これは、生まれたばかりの子猫にもあるそうです。
ネコちゃんはワンちゃんと違って、あまりストレートに感情を表現しないですよね。
だから「いったい何を考えているんだろう?」て感じることはありませんか?
シッポ編・ヒゲ編でもいくつかご紹介しましたが、
なかなか表情や態度に自分の感情を出さないネコちゃん・・・
実は、耳でもある程度、その時の感情がわかるんです。
例えば・・・
・冷静な状態や余裕や自信がある時には「耳がピーンと立っている」
・好奇心が高まっている時には「ピンと立てた耳を興味がある方に傾けてジッとしてる」
・リラックスしている状態や何かを探している場合は「耳が少しだけ前の方に傾いている」
・周りを警戒している時には「耳を横に向けている」
・相手を威嚇(いかく)したり攻撃しようとする時には「耳を後ろに反らす」
といったような耳の動きをしているようです。
ポーカーフェイスで目を合わせることのないネコちゃんが、
何を考えているのか分からない時には耳の動きを見てみるのもいいと思います。
お家のネコちゃんの耳を観察してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。