マニアさん必見!
2015.06.05皆様、こんにちは。
神戸灘店 松本です。
私好みの丸顔さんがお店にやってきました。
アメリカン・ショートヘアー
4月15日生まれの男の子です。
毛色は最近中々お目にかかれないレッドタビー!
シルバーもステキですが、この優しい雰囲気のレッド系の毛色もカワイイですよね!!
まだまだお店に来たばかりなので、抱っこは少し苦手なようです…
無理やり抱っこすると前足を“ピン”と突っ張ってやめてのポーズ
でも、お部屋の中でなら、ナデナデさせてくれてしかもゴロゴロ喉まで
鳴らしちゃう超甘えん坊さん!
このツンデレ具合がたまりません!!
ぜひこの丸顔なイケメン君を見てみてください。
その可愛らしさにもう手放せなくなってしまうハズです!!
楽しい(!?)お話はここまで…
では…前回の続きの難しいお話
今回も“目”の不思議に注目!!
皆様、猫目石(通称キャッツアイ)と呼ばれる宝石があるのをご存知でしょうか?
丸い宝石の中央に光の筋が縦に走っているのが特徴です。
その光が、ネコちゃんがときおり見せる細い目とよく似ていることから、その名がついたと言われています。
宝石にも名づけられるほどのネコちゃんの目。
明るいときと暗いときでは瞳の大きさが違うって知ってますか?
今回はこのナゾに迫ってみたいと思います。
①細目の謎
目には瞳孔という部分があります。
黒目と呼ばれる部分のことです。
瞳孔はカメラで言うところの絞りの役目を持っており、光を調節する役割があります。
人やワンちゃんは、瞳孔が丸く動くため目が細くなることはありません。
しかし、ネコちゃんの瞳孔は縦に動きます。
これが細目(猫目)と呼ばれる状態です。
夜行性のネコちゃんは少量の光さえあれば、正確に物を見ることができます。
そのため、日中の明るい時間は私たちよりも明るく、まぶしく感じていることになります。
縦長の瞳孔のメリットは、円形よりも効率よく瞳孔を絞れるところです。
そのため、明るいときと暗いときで大きさを極端に、しかも早く変えることができ、
光の量を細かく微調整することができます。
特に日中は、まぶしさを緩和するため光の量をほとんど0にしてしまうぐらい瞳孔を細くすることで、
感受性の高い網膜を保護しているそうです。
この状態のネコちゃんの目は少し恐い雰囲気で『この目が苦手』と言う人も多いです。
暗いところでは瞳孔を目一杯開いて光の入る量を多くしています。
この時はまん丸でキラキラした(私の主観ですが…)目になるので
猫目が苦手な人もきっと可愛く見えると思います。
さらに、目の中には反射板があり、わずかな光でも、目の中で反射させることによって
暗闇の中でも行動することができます。
暗闇でネコちゃんの目が光るのも、この反射板の作用のためです。
また、縦長の瞳孔は野生状態で草むらのような縦長の視界で視覚を働かせるのに有利ともされています。
②生後何ヶ月ころから細くなるの?
生まれたての子猫ちゃんはまだ目を開けることができません。
一般的に生後7~10日程度で目が開くようになり、目が開いてから更に2~3日後で瞳孔に動きが出てきます。
それまでの間は、まぶしい光を見ると手で顔を隠したり背中を向けたりと、
なかなか見ることのできないかわいらしい姿を見ることができるかも…。
③黒目を見ると気持ちがわかる?
瞳孔の大きさを左右するものは、主に「外界の明るさ」と「感情」です。
・瞳孔が細い→外が明るい/攻撃態勢
・普通の状態→外の明るさ普通/平常心
・瞳孔が大きい→外が暗い/何か興味がある物が近くにある、驚いている
ネコちゃんの目は、そのときの気分が表れていることもあります。
特にまぶしくもない場所で、目が細くなっているのは攻撃的な状態、
例えば強気なとき、猫同士でケンカをするときなどは、目が細くなっていることが多いようです。
また逆に、見たことがないものに驚いたり、興味を持っていたり、怖いと感じたときの目は、丸いそうです。
文字通り目を丸くして驚いているんですね。
部屋の明るさは変わらないのに、瞳孔の大きさが違うときは上記のような感情の変化があるかもしれません。
ネコちゃんを飼っている方、瞳をよく観察してみてください
最後まで読んでいただきありがとうございました。