マニアさん必見!
2015.07.25皆様、こんにちは。
神戸灘店 松本です。
最近とっても暑い!
蝉の鳴き声がさらに暑さを助長させてますね・・・
最近、大人気の大型種!
成猫になるまで3~5年かかると言われ、成長していく姿を長い期間
楽しんでお世話が出来ます。1歳ではまだまだ子猫体型!!
太くしっかりした手足、どっしりと大きい体格、ゆったりとした動き、
小さいことは気にしない(!?)おおらかな性格!
一度この大型種の魅力にハマってしまったらもう普通サイズのネコちゃんでは
物足りなくなってしまう方続出!(私もその一人です)
そんな大型種の中でもお問い合わせが多いのが
本日ご紹介する“彼女”達 ノルウェージャン・フォレスト・キャットです!
北欧の神話にも登場し、ノルウェーでは「森の妖精(ノルスク・スカウカット)」とも呼ばれています。
何と言ってもそのゴージャスな被毛が特徴。
ツヤツヤの光沢を持つオーバーと、ウールのように暖かく優しい手触りのアンダーのダブルコートです。
ボディはとても大きく、筋肉質でしっかりとした骨格を持っています。
首まで届く自慢の長いシッポは、大人になるとフサフサでゴージャスになるんです。
大きな瞳に鼻筋の通った三角形の顔が特徴です。
性格はおとなしく、愛情深く、ちょっぴり寂しがり屋で、とっても賢いネコちゃんです。
『おとなしい子であれば大きくなってもOK!』なら初心者さんでも楽しくお世話ができます。
では、お店の子をご紹介!!
まずは一人目!
ENTRY NO.1
5月8日生まれ、ブルータビー&ホワイトの女の子です。
写真は大人しそうに見えますが・・・
遊ぶの大好き!!
大きな手で“ネコパンチ!”しながら“あそんでー”のアピールをしてくれます。
抱っこをすると“ゴロゴロ”喉をならして喜んでくれます。
続いて二人目!
ENTRY NO.2
5月27日生まれ、レッド&ホワイトの女の子です。
左右対称に綺麗に模様が入ったべっぴんさんです。
大きくてクリクリの瞳がチャームポイント。
この子も抱っこされるのが大好き!
一人目の子と同様遊び好きのようなので
子供さんの遊び相手をお探しの方、お家のワンちゃん・ネコちゃんのお友達を
お探しの方にもオススメです。
では・・・恒例の難しいお話・・・
ネコちゃんは抜群のバランス感覚と柔らかい体をもっています。
その体を支えているのは、独特な特徴を持った骨格です。
今日はそんなネコちゃんの骨格の秘密に迫ってみたいと思います。
①しなやかな体の秘密
ネコちゃんは、寝ている時に様々なポーズをしますよね。
背中を極限まで伸ばしたり、首がすごい方向を向いていたり・・・
お客様に「痛くないの?」と聞かれることもあります。
抱っこをするとワンちゃんと違って、のけぞったり体をねじってみたり、
色んな方向に体を向けるので初めて抱っこをする方はちょっと抱き辛さを感じたり、
上手く支えられないことがよくあります。
この体の柔らかさ、しなやかな身のこなしの秘密・・・
実は関節の柔らかさからきているものです。
人やワンちゃんと違って、ネコちゃんは独特の骨格をしています。
人やわんちゃんの背骨は骨と骨が、固い靭帯によってつながっていますが、
ネコちゃんの背骨は、筋肉によって、ゆるやかにつながっているため、
とても柔軟な体になっているのです。
また、人よりもずっと小さな体であるにも関わらず、脊椎の数が多いのも、
柔軟な体をしている理由のひとつです。
人は、前方には体を大きく曲げることはできても、
横や後ろには、それほど大きく曲げることはできませんが、
ネコちゃんは柔軟に、どの方向にも体を曲げることができます。
この特徴的な骨格のおかげで、ネコちゃんは、曲がりくねったところでも
上手に通り抜けることができるそうです。
さらに、鎖骨がないのも、骨格の特徴です。
鎖骨がないおかげで、胸の幅が狭くなり、自分の頭の幅くらいあるところなら、
自由に通り抜けることができます。
さらに、内臓がワンちゃんや人に比べて自由に移動できることで
狭いところも難なく通れます。
また、皮膚が自由に伸び縮みできることで無理なく体をねじることもできます。
こうした独自の体の造りが、あのしなやかな動きを可能にしているのです。
では・・・なぜこのような体を造らなければいけなかったのでしょうか・・・
もともと、狩猟動物として生きてきたネコちゃん。
獲物となる小動物を追いつめるため、
あるいは、自分を捕らえようとする天敵から身を守るため、
機敏さ、敏捷性に加え、狭い所にも、無理なく入り込む能力が求められました。
狩猟動物として、長い歴史を立派に生きてきた結果が、
ネコちゃんのしなやかで柔らかい体を造り出したのだそうです。
②猫背はバネとクッション
猫背がかわいい!ネコちゃんですが、常に背中を丸めているわけではなく、
歩いているときは背骨をピンと伸ばしているんです。
ネコちゃんの背骨は、短い円柱状の骨(脊椎)が連なっています。
また骨と骨をつなぐ靭帯(じんたい)や背骨と背骨の間にある椎間板(ついかんばん)と呼ばれる
クッションが非常に柔軟に出来ているため、弓のようにしなやかに曲げられる背骨が、
背骨を丸めて一気に伸ばすバネの働きと、着地時や獲物に飛びついたときの
衝撃を吸収する役割をしています。
うずくまった姿勢から素早くジャンプができるのも、猫背のおかげです。
確かに・・・
高い所から飛び降りても、大きく派手な音をほとんど出すこと無く
上手に床に着地していますよね・・・
ジャンプもとても静かで優雅にやってのけます。
お家でネコちゃんがジャンプする瞬間をよく観察してみてください。
助走をつけ、背中を出来る限り丸めて瞬時に背筋を伸ばして
飛び上がる姿が見られるかもしれません!
③身長の5倍の高さはジャンプ可能
腰の位置が高いネコちゃんは、柔軟な関節で背中のバネや
後ろ足のキックを使いジャンプします。
ネコちゃんの腰椎(ようつい)は人より2つ多く、全部で7つあります。
2つ多い分、人よりも脊柱を柔軟に動かすことが出来ます。
高いところから落下した時、器用に体をねじって着地しますが、
これは腰椎の数が多く、脊柱を柔軟に回転させることが出来ることができるからなんです。
テーブルなどの高さは軽々と上がることができ、少し高い棚などに上がる時は、
じっと上がる方を見て思い切ってジャンプしています。
ただし、年とともに関節が硬くなりジャンプ力が衰えてくるそうです。
老化に伴いあまり動かなくなったり、高いところに上りたがらなくなるのは、ネコちゃん自信が
こうした体の変化を敏感に感じ取っているからだと言われています。
難しいお話を最後まで読んでいただきありがとうございました。